今回、小林政弘監督の「ワカラナイ」を観てきました。
主人公の少年「亮」は、母親を病気で亡くし、医療費も葬儀代も払えず、そして自分自身が食べる事さえ困難な貧困の中を生きていくしかない現実と向き合う少年をドキュメンタリーのように撮っているよにさえ思えた作品でした。
映画の中に出てくる大人は、自分のことだけを考えているように、誰一人 少年のことを真剣に考えてあげる人がいないとは、悲しく思いとことん彼を追い詰めていく廻りの人にも苛立ちさえ感じました。
また、カメラアングルが、少年の背中をおもに撮っていたのも印象的でした。
新人の小林優斗さんの新人とも思えない存在感、また脇役の 小澤征悦、 横山めぐみ、ベンガルさんとベテラン俳優を起用してるのもとてもよかったかと思われます。
日本の児童貧困率は、OECD26カ国中10位という高さである。
現実に彼のような少年がいてもおかしくない我国の現状
映画をとおして、母子家庭の状況 児童の貧困 行政のありかたの問題を訴えた映画で、たいへんよかったのではないかと思いました。
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