今回の試写会場はアップリンク・ファクトリー。
仕事帰りに行くには都合の良い渋谷にあるということで、映画の内容も確認しないで応募→当選。
それから初めてどんな作品なのかと検索してみると、フランスのホラー。それもかなりコワくて痛い作品ということが判明(-_-;)
普段、ホラーもスプラッターもわりと平気な方なんだけど、情報が入れば入るほどさすがの私も
『ダメかもぉ…』
『行くの止めようかなぁ~』
と当日まで迷いまくり…!
でも、小さな会場で何人も入らなそうなので、ドタキャンするのもねぇ…と、思い切って参加。
Martyrs=“犠牲者”または“殉教者”。古くは“証人”の意
フランスでは公開される際、当初は通常ポルノ映画でしか設定されないR-18に指定され、監督自らが大臣に直訴し、R-16に変更になったという曰く通り、ザワザワと鳥肌が立ち、気分が悪くなるほどコワくて、痛い作品だった(-_-;)
『ソウ』シリーズも痛い作品だったけど、それとはまた雰囲気が異なる。
暴力と精神的な追い込みが次から次へと展開される様があまりにリアルに迫ってきて、観続けるのがかなり苦痛だった。
広い会場での鑑賞だったら、多分私は耐え切れずに退散していたと思う…。
どうして監禁されたのか?
リュシーが自分を監禁し拷問したのはこの夫婦だと惨殺したけど、それは本当なのか?
リュシーを襲ってくる裸身の女性は、本当に存在する人なのか、それともリュシーの妄想なのか?
その他諸々謎だらけで観たくはないんだけど、やっぱり目はスクリーンにいってしまう――
そういう意味では、強力な牽引力がある作品なんだろうな。
でも、でも、とにかく正視に耐えないシーンが多過ぎた…。
中盤から登場する、キワモノのニューハーフ姐さんのような容姿の“マドモアゼル”と呼ばれるオバサマが、またすごい迫力!
彼女がラストに得たのは、いったい何だったんだろう?
アンナ役を演じた新人女優モルジャーナ・アラウィ。
よく頑張ったねっ!てホント心から褒めてあげたい(^^)
まだ公開前なので、これ以上の詳しい感想は控えるけれど、ストーリーが進むにつれ謎が1つづつ解明されラストを迎えても、おぞましく、禍々しい気分が残るだけ。
決して人に勧めたいとは思えないけれど、
恐いもの観たさのある貴方!
暑い毎日に嫌気が差し、涼しくなりたい貴方!
そんな貴方にはうってつけかもしれません。