ブログ「だめ日記」から
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<東京の夏>音楽祭でハワイ関連の公演がいくつかあったので、読みごたえ満点、きれいな写真満載!の雑誌「TRANSIT」ハワイ特集を買いました。それで、とにかくいろんな人種が集まっている場所だということが分かった。「The Present」や「バスティン・ダウン・ザ・ドア」などのサーフィン映画の予告編を観れば、サーフィンの聖地だということも分かる。
私はハワイに行ったことがないけれど、今回、“ウクレレの至宝”エディ・カマエさんやクムフラ(=フラの師)のプナ・カラマ・ドーソンさんの公演に随行して、日本人大好き・観光地ハワイ、なイメージが違うにしても、さらにその真逆に振れたエコ・オーガニック・ハワイもまるで違う、ということに気付かされた。
エディ・カマエさんの奥さんは小柄でテンションが高く、ワインを飲んではしゃいでは会場をうろうろしっぱなしという愛すべき女性だったが、その彼女が耳元で言うに、
いつもみんな、ハワイから来たっていうので気を使ってサンドイッチを出してくれるんだけど、本当は日本料理が大好きなのよ!だって健康的だもの。
これは、朴訥としたボビー・インガノさんも全く同じことを言っていた。奥さんはスタッフ用の「まい泉」のお弁当をいくつか抱えて持って帰った。
さらにみんな、アサヒビール本社でのロビーコンサートの際もしきりに暑い暑いと言い、これは本当にしょうがなかったんだけど、社を挙げてのエコプロジェクトで弱冷房にしてあるという説明を聞いて渋い顔をしていた。
そのうち日本人の誰かが、ハワイの人はみんな冷房キンキンにかけるよーと教えてくれて、そうなのかと思った。
プナ・カラマ・ドーソンさんはたびたび来日して、日本のフラの先生たちにフラを教えているような方だが、堂々とした体躯でチョコパフェをぺろっと食べ、よくタクシーに乗る。もちろんパフェ食べてもタクシー乗っても良いんですが。公演で、「今日、車に乗らずに電車で来た人?そんなあなた方はハワイアンです」と言っていたので、少し驚いたのです。
しかし何しろ、みんな気のいい素敵なひとたちだった。エディ・カマエさんは公演終了後、楽屋に戻る途中にみんなに取り囲まれながら涙を見せていた。みんなずっと笑顔で元気いっぱい。それがハワイアン・スタイルなのかもね。