マーク・リチャーズ、ショーン・トムソン、ウェイン・ラビット・バーソロミューら、近代サーフィンの礎を築いた偉大なサーファーのインタビュー映像と当時のハワイでの実際のサーフシーンが織り交ぜられたドキュメンタリー映画。その映像を見ただけで彼らの純粋な想いが伝わってきて、私の心も当時にタイムスリップしたような感覚に陥った。彼らの想いは、名声欲、独占欲、自己顕示欲、様々な欲望に突き動かされているように見えるが、ただ、その源には純粋にサーフィンを愛する想いしかないことがその映像を通して感じることができる。ここまで近代サーフィンがスポーツとして、ビジネスとして活況を呈しているのはまさに彼らのおかげであり、同じサーフィンを愛する者として、その偉業に感謝の気持ちで一杯である。この映画を見たことで、これまで知らなかったサーフィンの歴史を知ることができ、またさらにサーフィンへの想いが深くなった。そして、今まさにハワイへのサーフトリップを企てている自分がここにいる。