正午からフィルムセンターに行って『愛の街角二丁目三番地』『夢の島』『大拳銃』を観てから新文芸坐に行って『青春残酷物語』『太陽の墓場』を観ようと思っていたが、起きたら昼を回っていたのと、昨日手持ちの現金を使い果たしていたことに気付く。そういえば今月は中旬に入る入金が二件とも遅れていたことを思い出し、無頓着に金を遣う31歳の自分を少々反省する。仕方ないので不要なCD,DVD,本などを売って金を捻出しようと、Wってる本やDVDを積み上げてメシ代、酒代、映画代には足りるだろうと算段をつけるも、この暑い中持って行って査定を待つのが面倒くさくなって明日以降にすることにして、今日は在宅で酒を飲みながらDVD鑑賞の日にすることにする。
まずはアラン・レネ『二十四時間の情事』(☆☆☆★)。大阪のシネフェスタでリヴァイバル上映時に観て以来だから9年ぶりか。その時は『ヒロシマ、モナムール』の題で上映されていた。印象は変わらず。画面の美しさには息を飲むが、やっぱりよくわからん。無人の商店街情景には魅せられるが。
続いて渡辺護『異常性愛 明日なき暴行』(☆☆☆★)を観る。
それから石井輝男の『実録三億円事件 時効成立』(☆☆☆★★)を観る。最近も観ていたがやはり面白い。小川真由美が台所で立ったまま茶碗に飯を盛って味噌汁を上にかけて啜るとか、インスタントラーメンを作って食べるところの触感性に何故か惹かれる。後はやはり金子信雄がやはり凄い。明らかにやり過ぎだが、それを受けるだけの石井演出には幅があるから鼻白まない。
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