仕事夕方まで。
水道橋へ向かい、アテネ・フランセ文化センターへ。「蓮實重彦特別講義」を聴きに行く。
30分前に到着すれども既に階下の廊下にまで列ができており、最後尾に並びても次々と人が来る。廊下は空調効かず暑さ激しく閉口す。前に並んでいる、やや歳のいった男にこれまたやや歳のいった女がキョロキョロした末に「ここに並ぶんですか?」と尋ねている。男が答えず女が再度問いかけると「見たら分かるだろうが!」と大声で怒鳴ったので驚いた。更に驚いたのは女が間髪入れず「だったら初めからそう言えよ、ヴォケが!!」と怒鳴り返したことで、女はさっさと最後尾に向かって歩いて行ったが何だあれは。神経症のシネフィルも多いであろうから、些細なことに騒ぎ立てているだけなのだろうが、あれではハナから会話など成立しないではないか。そもそも蓮實重彦のハナシを聴くというのは、映画好きのオッサンの喋りを気楽に聴くぐらいにしか思っていないので、あんな連中と一緒に居てはおちおち笑ってもいられない。こういう催しは一夕の雅な時間でなければならず、淡々と並んで会場に入り、耳をすませて話を聴くのが最も心地良いはずなのだが。
終了後、即帰宅。
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