終日仕事。
夜、新宿バルト9で『アルマズ・プロジェクト』(☆★★)を観る。宇宙開発モノは内容に関係なく好きなので、本作も意外な拾いものだったら良いがと思いつつ観る前から500円のパンフレットを購入して期待に胸ふくらませて観たらこれが酷くて最後まで付き合うのに往生した。『2001年宇宙の旅』+『エイリアン』+『アポロ13』を『BWP』方式でコーティングしただけの工夫のない凡作。『カプリコン・1』とまでは言わないにしても、せめて『第3の選択』ぐらいの宇宙開発モノの陰謀史観を楽しませるぐらいの努力はしてほしい。単なる1アイディア、それも地上で散々やったものを宇宙に持ってきただけで終わってしまっている。そこからどうするかが成否を握る筈なのに。宇宙ステーションの人工重力が実現しているという設定なので撮影は楽だろうが、低予算でも『スペースキャンプ』みたいに回転椅子使って無重力空間を涙ぐましい努力で作ってそれなりに違和感なく見せていたんだから、こんな定点観測のビデオに映りこむだけの映像なんだから何とでもなったのではないか。終盤はただの目くらまし。
新宿TSUTAYAが半額なので、ダグラス・サークを中心に借りる。『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』『ぼくの彼女はどこ?』『自由の旋風』、それから画ニメの『赤色エレジー』。
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