ウディ・アレンの新作で、豪華なキャストなので、これは観なければ!と。
(後半に登場し)オスカーを受賞したペネロペのエキセントリックな魅力と、最近のアレンのミューズ、スカーレット・ヨハンソンが奔放な女性を演じて、そのセクシーな美しさをを発揮。このふたりの女性とバルデムのラテン男ぶり、スペインの美しさ、そしてアレンの作り上げた会話や恋愛のかけひきを楽しめば良いと思っておりました。
ところが、観ていくうちに、最初のうちは役柄もあって堅実だけれども地味な存在とも思えたレベッカ・ホールと、火がついてしまったその恋心の行方がとても気になりだし、魅力が増して行くように思えました。気のせいか、彼女の容姿が、かつてのアレンのミューズ、ミア・ファローにダブって見えてきたりして。。。
今までもナレーションを使ったアレン作品はあったと思いますが、今回はその感覚がトリュフォーのそれに似ているように思いました。美しい自転車のシーンもありましたし。。。
私には一度観ただけでは、受容しきれない様々な魅力的な要素の詰まった一筋縄ではいかない?作品でした。