ドキュメンタリー映画「精神」をみて
世間の事件をみる目が変わったような気がしています。
例えば、先日のSMAPの草なぎ剛さんが、
深夜にお酒をに飲みすぎて裸になって騒いで
逮捕された事件やタレントの清水由貴子さんが、
母の介護に疲れて父の墓前で自殺したこと・・・、
世間に知られた有名人もお酒を飲みすぎたり、
長年の介護で過労になると正気を失って
常識の範囲で考えることが、
できなくなるということです。
映画「精神」に出演をしてくれた方々は、
疲れすぎるくらいに頑張ったからでは?と
考えるようになりました。
自分自身を壊して「狂気の沙汰」といわれるまで
頑張らないといけない社会に問題は、ないだろうか?
と映画は、考えさせてくれた。
自殺者が、10年以上、3万人以上なくなる日本社会・・・、
日本の社会そのものが、すでに正気を失っているのかもしれない。
何が、生きることの助けになるだろうか?
映画では、ちょっとした冗談のやりとりや
人の助けになる仕事をすることで生きることの
意味合いが、より深くなることです。
また、写真を中だちにした会話や詩の朗読には、
笑いがあふれ、生きている喜びが、みえました。
そのことは、山本医師の考えと想田監督の撮影力が、
あってのことだと思います。
私には、この「精神」という映画が、
病んだ日本の処方箋になるようなが、
気がしています。