朝方仮眠をとって昼前に起きる。前田五郎師匠の疑惑報道に目が覚める。関西では騒然としているだろうなと思う。大量に撮った楽屋写真どうするんや?とか、チャーリー浜師匠と並んで目が笑ってない怖い人の印象があったが、シャレでやったのが大事になったかハメられたか。
終日編集。午前中に原稿残りの1本仕上げて送る。
編集最終段階。夜、渋谷まで納品。
帰りに渋谷TSUTAYAに寄るが探していたものは無く、副都心線で新宿三丁目まで行って新宿TSUTAYAへ。こっちにも無い。フト、中古ビデオのワゴンからフリッツ・ラングの『暗黒街の弾痕』を購入。450円。レジに差し出した時から脳裏に浮かんで離れ難い思いが…。これ、持ってんじゃないのかと。いやいやリュミエール・シネマテークで持っているのは中古ビデオで『奥様は魔女』とLDで『海外特派員』だけのハズ、と必死で思いこむようにしていたが、どうにも怪しい。まあ、そのうち紀伊國屋から高いので出るかも知れないので、450円でも蓮實と山田宏一ブランドでリリースされた中古ビデオを持っておくのも悪い話ではあるまい。ちなみに原題の“You Only Live Once”は淀川長治が宣伝部在籍時代に原題をうまく訳して『わが命ある限り』とつけようとしたが、営業部が反対して勝手につけてしまったのが『暗黒街の弾痕』。そんなエピソードを中1の時に覚えていたので、後で『OO7は二度死ぬ』を初めて観た際に原題が“You Only Live Twice”となっていたのでパロディかしら?と直ぐに気付けた。そして、『あんにょん由美香』の中で中野貴雄監督が『OO7は二度死ぬ』の“You Only Live Twice”を取り上げてその意味を林由美香に即した解釈を披露し、“林由美香は二度死ぬ”と言うのが印象に残っている。だから、『暗黒街の弾痕』と聞けば、淀川長治から林由美香まで一本でイメージが繋がってしまう。
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