2009-05-21

2009年5月20日(水) このエントリーを含むはてなブックマーク 

 午前中は自宅で仕事。『映画秘宝 7月号』が届く。松本清張の2時間ドラマについて書かせてもらった。連休中をサンプルDVDで延々と2時間ドラマの清張を観ることに費やしたが、すっかり楽しんでしまった。『砂の器』が苦手なので、あれ以降の清張大作映画が苦手だ。撮影所スタッフが16mmで職人技を駆使して見せるこの時期の2時間ドラマと清張の幸福な関係を遅ればせながら垣間見れて良かった。しかし、掲載されたのを読むと、本論の方は下段の磯田さんと内容が結構かぶりまくっているし、作品解説の方は真魚さんの渦を巻くような文章が凄いしで、こちらは反省するのみ。『あんにょん由美香』の締切とWっていたので難儀したとか言うのは言い訳だが、普段滅多に書きものの依頼なんぞ来ないのに毎度一時期に集中するのは何故か。
 そんなことを思っていると匿名メール来る。肩書きを修正しろというような内容。?と思いつつ流し読みすると、ライターとしているのが不味いらしく、ブロガーにしろということらしい。秘宝では肩書は書かせて貰うようになった当初に何者か分からないから一応ライターと書いておいた記憶があるが、最近は省略しているので、たぶん他のところで目にしたのか。ただ、随分前、ブロガーとしておいたらライターにしろというのも来た記憶がある。肩書きなんぞ極めてどうでも良いと思っているので、一番目立たなくて無難なライターにしているだけの話なので、どうだって良い。それぞれ正反対のコトを言って来た人たちで話し合って双方が納得するのに決めてくれれば手っとり早いのだが。それにしても片隅でたまに書いてるだけの自分なんぞをよく見つけてメールしてくるなと感心する。しかも映画評論家とか映画批評家とか映画研究家とかしていたから、オマエのどこがそうやねん?と言ってくるならまだしも、素人に毛の生えたような奴が目立たぬようにライターとしてるのも気に触るのかね?肩書きなんぞよりも内容への批判を頂く方が数百倍嬉しいのだが。とりあえず、適当なことを書いて返信しておく。
 新宿で終日仕事。帰宅後も編集作業続き。資料の『成人映画』が出てこないのでダンボール箱の残りを出しまくって中身を積み上げるが未だ発見ならず。

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モルモット吉田

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モルモット吉田

“映画日記のようなもの。”