2009-05-03

2009年5月2日(土) このエントリーを含むはてなブックマーク 

 朝、10時20分にラピュタ阿佐ヶ谷へ行く。レイトショーの整理券獲得のため。今日は香取環が来るので僅か50弱のラピュタ阿佐ヶ谷では座席争奪戦が繰り広げられるのが目に見えているので近所の強みで来て見るが、既に13番。驚く。
 仕事。帰りに新宿紀伊國屋横のフォレストでルノワールの『ピクニック』を購入、40%OFFで3千円。
 一度帰宅してから自転車でラピュタ阿佐ヶ谷へ。西原儀一『引き裂かれた処女』(☆☆☆★)西原儀一監督とは合わないなと思いつつあっただけに、一転秀作だったので喜ぶ。シネスコサイズでパートカラーだったので、本来の意図に近い形で観ることが出来たせいもあるかもしれない。『狙う』も『桃色電話』もオリジナル版で観ることができれば印象はかなり変わるかもしれない。ラストが腰砕けになってしまうが、フィルムの欠損がないとすればもったいない出来。丹念にロケ(草津の由)を重ねているのが良い。
 終映後、香取環登場。70歳になるそうだが、歳は重ねているとは言え若くて明るい。ガハハと笑いながら、ピンク映画時代を楽しそうに語ってくれて聞く方も至福のひと時だった。ピンク映画に誇りを持っているのが素晴らしかった。
 トーク終了後、タクシーで帰っていかれる香取環さんを何故か「映画秘宝」と「映画芸術」の編集者の人たちと見送る。一瞬2009年とは思えない気分になる。
 自転車で帰る途中、忌野志四郎の訃報を聞いて衝撃を受ける。この人はずっと生きていてもらわねば困る人だったのに。

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モルモット吉田

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モルモット吉田

“映画日記のようなもの。”