2009-05-02

2009年5月1日(金) このエントリーを含むはてなブックマーク 

 専門学校講義。今日こそは仮眠を少し取ってから行こうとするが、時期的に諸々重なり起きたまま出掛ける。行きの車中で神林広恵『噂の女』読了。授業は流石に終盤は集中力が途切れた。反省する。
 帰りに駅構内の書店で『BRUTUS』購入。例によって東京駅に着くまで一度も目を覚ますことなく過ぎる。
 東京駅から歩いてフィルムセンターまで。<発掘された映画たち2009>にようやく初参加する。本特集のパンフレットを購入。300円。まずは「南湖院コレクション」。7本の短編を観るが、『社会教育映画 我等の運命』『栄光の日は来る』がVPの元祖みたいな感じで興味深く眺める。表現手法は驚くほど古びていない。アニメーションを使った解説など現在でも通用する。『大震災以前 帝都の壯觀』など戦前の帝都の華やかなに感嘆する。
 終映後、映画美学校に寄ってから有楽町へ。ビックカメラでマウスが不調だったので、ワイヤレスのマウスを購入。DVDフロアに寄ると、『パコと魔法の絵本』の通常版が半額の1980円だったので購入。ヒロインの少女に魅力がないのが決定的な欠点だったと思うが、中島哲也ならではの手を尽くした作りに楽しめた。評価されていないのが意外。
 フィルムセンターに戻り、<マキノ映画とマキノ眞三>より荒井良平『ゴムまり』(☆☆☆)、マキノ眞三『暗黒街の天使』(☆☆☆★★)を観る。
 『ゴムまり』は交通事故危険喚起の教育映画だからまだしも、『暗黒街の天使』は良く出来ていて驚く。映画史的に存在すらロクに知られていない作品だが、ロケも豊富でいささか波乱万丈の度が過ぎるとは言え、盛りだくさんな内容で飽きさせない。少年期の澤村アキヲ(長門裕之)の好演にも魅了される。
 帰宅。近所の古書店で『映画芸術 1973.4 NO.290』購入。500円。

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モルモット吉田

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モルモット吉田

“映画日記のようなもの。”