目を覚ますと夜の8時半。思い切り寝入ってしまったことに気付く。
仕方なく食事した後はDVDを観て朝まで過ごすことにする。
まずは大和屋竺『荒野のダッチワイフ』(☆☆☆★★★)。何度観ても画面が覚えられない。結局定期的に再見しては印象を新たにするしかないと、決して見易いわけではないトリミングされた画面を観ながら、またしても茫然とする。一体世界はどうなってしまっているのだと、ここで展開する世界に驚いたり恐怖したりしながら。
続けてフリッツ・ラング『復讐は俺に任せろ』(☆☆☆★★★)。無駄の無さにため息をつく。
次は日本映画を、と武智鉄二の未見作『紅閨夢』(☆)を観たのが失敗。武智鉄二だから良い筈がないのだが、それにしてもあんまりな駄作。三色アイスクリームを一気に食べるのを1カットで見せるシーンの意味の無さに爆笑する。
口直しにロベール・ブレッソン『抵抗』(☆☆☆☆)を観る。久々の再見だったが緊張感は途切れず。脱獄映画の金字塔。脱獄は大がかりではなく地味な方が良い。
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