2009-01-02

『母べえ』山田洋次監督 このエントリーを含むはてなブックマーク 

一人の学者が戦時下の体制により、流浪の人生を歩まされる。
そして、それを取り巻く家族のあり方。
山田洋次監督ならではの人間に向けた視線と、温かみで物語りは包まれる。

自分が学生の頃を思い出した。
20年以上前、教授と学生の間には、温かい師弟関係というものがまだ残っていたと思う。
昨今の、大学に於いては、それはいかなるものであろう。
そんなことを考えた。

浅野忠信は、いろんな役を演じられる。どんなものにも染まる。
ある意味、自分と対極にある俳優だけに、その透明な存在感が羨ましい。

この映画は、浅野の存在に尽きるといっても過言でないくらいに、浅野の存在感は輝いていた。

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kafuu

ゲストブロガー

kafuu

“モノクロームとフィルムの質感が好きです。”