12月9日(火)
朝までかかって原稿書き。終わる。一度仮眠を取ってから読み直して送る。
ラピュタ阿佐ヶ谷に向かおうとするが、不動産会社から連絡入り、物件見に行く。待ち合わせまで時間があったので中野で降りて中野ブロードウェイへ。二階のDVD店で、ジェス・フランコ『シー・キルド・イン・エクスタシー』購入。3500円。
大久保駅で降りて新宿文化センターまで歩く。渡辺文樹上映会。一階の椅子に私服と思わしき男たちがマスクをかけて座っている。どのホールでやっているか知らなかったが、小ホールだろうと見当をつけて三階に上がると果たして例のポスターが視界に飛び込んでくる。映画は既に先日の中野ZEROホールの上映で観ているので、その際に持ち合わせの関係で買い損ねたDVDの残りを買うために来たのだ。上映中なので人気はなく、受付にも渡辺監督の娘が一人、机に向かって何か書いている。劇中にも頻繁に登場し、上映会でも快活に走り回っている姿を見るせいだろうか、どんどん大きくなっているなと他人事ながら思う。足立正生監督と渡辺文樹監督の子供は成長が気になる。しかし、母親の姿が見えないのは上映中だからか。DVDを買うのに、まだ幼い娘では分かるまいと、しばらく入口横のソファに腰掛けて待つことにする。ホールから上映中の音がわずかに漏れてくる。この台詞は『ノモンハン』だなと見当がつく。間もなく母親が帰ってきたので、DVDを求める。前回購入したのは『ザザンボ』『腹腹時計』。それ以前のはビデオが出ているので買わない。『御巣鷹山』も購入した人が貸してくれるそうなのでパス。ということで、DVD『罵詈雑言』を購入。五千円。そういえば渡辺監督の奥さん、噂では大阪芸大の映像学科で熊切監督と同期だという。つまり自分の4期上の先輩だ。いつか、何気なくそのことを本人に聞いてみたいと思うのだが、今日など誰もいないし、と思うが何となく気後れして聞きそびれる。そんなこと聞いても何になるかというだけのことだと思い会場を離れる。
職場に寄って仕事する。原稿を少し直す指示のメールが来ている。直して再送する。
新文芸坐の『コッポラの胡蝶の夢』を最終回で観る。寝ていないのがたたり、前半を寝てしまう。後半を茫然となりつつも見入ってしまう。確実に見直さなければならない作品であることは後半だけでも明らか。上映前にパンフレットまで買っていたのに無念。
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