2008-11-01

千里眼的技術革新論 このエントリーを含むはてなブックマーク 

目に見えないものが見えるようになる技術革新が車に取り入れられようとしている。
車の危機回避技術の進化である。

我々は、視覚により影響を受ける事の多い生物である。
我々の記憶の多くは、視覚から取り入れられることが多い。

映画、そして演劇という表現は、観客の想像力に委ねるところの多い表現である。

見えないものを想像させる事により、あたかも厳然としてそこにあるかのごとく、表現者は観客に伝えることがある。

しかしながら、こういった技術革新を先駆的に取り入れていくことも、表現者としては必要ではないか。

既に演劇の照明の世界では、LEDなどが導入され、飛躍的進化を遂げた。

映画の世界においては、千里眼的描写は、デジタル化主流の昨今どうということのない事であるが、演劇というものにこういった千里眼的技術が取り入れられたら面白いものができるのではないかなどと、ふと思う昨今である。

壁の向こう側にいる役者が透かし彫りのようにくっきりと見えていて、そのままその役者が壁を突き破るでもなく、そのまま壁を透過して舞台上に現われるなどしたら、観客はさぞかし視覚的に楽しむことができるであろう。

四次元的な舞台空間などというものも、もはや夢ではない時代が来ようとしている。

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kafuu

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kafuu

“モノクロームとフィルムの質感が好きです。”