朝から最後の確認電話とファックスを新聞社に。電話のこっちで米つきバッタも板についたものだ。○○新聞の誰かさんも、人間だもの、と想う事にしている。
何度か電話を掛けているうちに少しだけ、記者さんの声が穏やかになってきたこの頃。何度もファックスも要求されて、ふたつ返事で何度もファックスを送る。
そして、いよいよプレスセンターに行き、お渡しする資料を揃えたり、ポスターを貼ったり、席を整えたり。今日は別の場所で勘三郎さんの記者会見があるという情報をおつきあいのある記者さんから聞いていたので、不安な気持ちで記者さんを待つ。案の定、約束を反故にされた新聞社もあったけれど、何とか用意した席が埋まった。もう少し待とうかと言い乍らも、程よきところで開始を決めた。
早くから来てくださっている記者さんをそうそう、待たせるわけにはいかない。
切り替えも肝心ってところか。
演出と出演者おふたりを会見の席に呼びにいき、開始。
つたないながらも司会進行をする。昨夜作った式次第も、演出の一言で変更になる。小さいことは気にしない。アドリブきかせて、式次第変更だ。
最後の写真撮影まで、終わる。記者さんを見送り、来なかった記者さんに電話を入れて、次の約束をする。おひとり、これから行くと言うので、それを役者さんに伝える。役者さんは今日も本番なので、申し訳ないと想い乍ら、頼み込む。
カメラを抱えてきてくれた友人のフォトライターさんとやっとお茶を呑む。
ほんの少し雑談して、待ってくれている役者さんの席へ移動。
製作チームだけのなごやかな席で一息つく。やっとこの役者さんともゆっくり話しをすることができた。色っぽい目をした役者だったな。芝居話で盛り上がる。ボイストレーニングの話になり、発声の難しさを話し込む。楽しかった。
遅い昼食でみんなでカレーを食べる。高級な味で美味しかった。
ベニサンの本番に向かう役者さんと社長とマネージャーに手を振って、ガラガラ転がして、地下鉄に乗った。
車中で友達のブログを見ると今日初日の友達たちのゲネプロがイー感じと書いてある。急に嬉しくなり、新宿二丁目の劇場に差し入れに行く。
劇場前の酒屋を目指したのに、酒屋がなくなっていて、誤算。道を渡ったスーパーで酒を調達して、箱を抱える羽目になる。
劇場まで着くと階段上にちょうど主宰の友達がいたので、そのまま差し入れを渡して、踵を返す。新国立劇場にチラシとポスターを届けにいき、今日の仕事が終了。
終わったあああ、と帰宅した。製作発表のために新調したキュロットを娘が「かっこいいね」と後ろから褒めてくれた。
今日は眠ろうと想う。
通小町異聞〜しのぶ草、深草の少将
2009年1月30日19時、31日14時、18時30分
新国立劇場
A席 10000円
B席 8000円
バルコニー席 3000円
切ないいい芝居です。能と現代劇の融合なので、とてもわかりやすいです。
是非、ご高覧くださいませ。
梅若晋矢=深草の少将の霊、
柴田稔=小野小町
千葉哲也=深草の少将の従者 才助
小野小町の霊を弔うためのお百度参り、九十九日目に深草の少将は息絶える。
そして、ふたりは霊となって添い遂げる。
★チケット予約、承ります。公演回数が少ないので、お早めにどうぞ。
よいお席をご用意致します。