フェルナンド・メイレレス監督
ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、ガエル・ガルシア・ベルナル
伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・クローバー出演
最近多いパニックものかとあまり期待せずに鑑賞していたのですが、
期待は良い方に大きく狂い、テーマの重さに消化不良になるところでした。
はじまりは唐突、突然失明する者が続出、彼等は隔離されてしまう。
その病はまん延し、拡大の一途をたどる。
隔離された者の中に唯一目が見える医者の妻が紛れ込んでいた。
隔離された世界でもいつしか弱肉強食の社会が出来、
ならず者が銃を武器に理不尽な世界を作り出す。
(この辺の描写が南北問題や差別問題の縮図を
提起しているようでとても重いのです。)
その閉ざされた世界も崩壊し、
外界へ出たものの、世界は一変しており、
生きることで精一杯のものだらけになりなてていた。
医者の妻をリーダーとした一群は彼女に導かれ、
どこへたどり着き、彼等の運命はどうなるのか!
見応え充分、だけど覚悟して観に行く事をお勧めします。