2008-09-08

トウキョウソナタ このエントリーを含むはてなブックマーク 

黒沢清監督のフィルモグラフィの中でも「家族」を正面から描いた『トウキョウソナタ』は異彩を放っている。家族を描くのがとても初めてとは思えないほどの堂々っぷりの作品を目のあたりにすれば、もはや黒沢清に撮れない映画はないとさえ思えてしまう。

母親(小泉今日子)の「自分は一人です」というセリフが印象的だ。家族のそれぞれが、自分は一人であること、他の自分など存在しないことを受け入れること。そして、その先に見出すものが「家族」だということを『トウキョウソナタ』は教えてくれる。

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bonny

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