この度AITでは、昨年に引き続き、現代アートの学校MAD(Making Art Different)をはじめ、先駆的で実験的なアートの学びの場を提供している国内外の団体の協力を得て「オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.1」を開催します。
昨年の「オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.0」では、国内外から28団体のアートスクールの情報が一堂に集まる貴重な機会となりました。協力団体や参加者との交流を通じて、アートを通じた学びの場は美術を学ぶための専門教育から美術による総合的な教育まで多様な解釈が見えてきました。
第2回目では、美術批評であり女子美術大学教授の杉田敦氏と、MADプログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドとともに、「オルタナティヴをつくるホリスティックな教育」をテーマにした、レクチャーほか、アーティストの梅津庸一氏と滝沢達史氏、またインディペンデント・キュレーターの青木彬氏を迎えて、美術教育の可能性と課題について語り合うラウンドテーブルを開催します(有料 / 要事前予約)。
また、アートスクールのチラシやウェブサイトを来場者が自由に閲覧できるコーナーを設置するほか、参加団体がそれぞれの活動を紹介するオープンマイクを行います(無料 / 予約不要)。
タイムテーブルなど詳細はAIT HPをご覧ください。
http://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2019/02/aasfvol1.php
これからアートを学んでみたい方、自分にあったスクールを探している方、新たな学びに関心のある方は、この機会にぜひご参加ください。
[ 概要 ]
タイトル:オルタナティブ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.1
日時:2019年3月8日(金)18:30-22:00、3月9日(土)11:00-16:00
場所:代官山AITルーム (渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403)
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
URL:http://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2019/02/aasfvol1.php
[ 参加スクール ](予定)*順不同
[ 国内参加スクール ](予定)*順不同
ARTS PROJECT SCHOOL、アートト、「あいちトリエンナーレ2019」トリエンナーレスクール、OUR SCHOOL、Ongoing School 生活と芸術、釜ヶ崎芸術大学・大学院、カマクラ図工室、「藝術英語塾」2019春夏コース、ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校、黄金町芸術学校、シアターコモンズ・ラボ、CAIアートスクール、Think School(シンクスクール)、Social Kitchen、Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」、東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Project(DOOR)、東京大学|社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業、The University of Tokyo | Art Management of Socially Engaged Art、東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」、ネットTAM講座(ネットTAM=トヨタ アートマネジメント総合情報サイト)、パープルーム予備校、BankARTスクール、美学校、六本木アートカレッジ、SOMA (São Paulo)、Node Center for Curatorial Studies (Berlin)、Chiang Mai Art Conversations (Chiang Mai)、ruangrupa (Jakarta)、Hong Kong Art School (Hong Kong)
[ ハイライト ]
▼3月8日(金)19:30-21:00
参加団体によるオープンマイク(学校の特徴や募集要項など伺います)
▼3月9日(土)13:00-14:00
レクチャー「オルタナティヴをつくるホリスティックな教育」(有料)
講師:杉田敦(美術批評 / art & river bankディレクター / 女子美術大学教授)、ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター / AIT副ディレクタ--)
美術批評家であり女子美術大学教授の杉田敦氏と、MADのプログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドが、教育がアートの歴史をどのように変容させ、アートの評価とつながっていくのか、美術教育の歴史や思想を参照しつつ多角的な眼差しから「現在のアートの学び」に必要な知や視点について対談形式でレクチャーを行います。
▼3月9日(土)14:15-15:45
ラウンドテーブル「より良く生きる場としての学び」(有料)
登壇者:滝沢達史(アーティスト)、梅津庸一(アーティスト)、青木彬(インディペンデント・キュレーター)、堀内奈穂子(AITキュレーター)、杉田敦、ロジャー・マクドナルド
レクチャーに続き、杉田氏とマクドナルドに加え、さまざまな学びの場を実践しているアーティストとキュレーター4名とともに、現在のオルタナティヴなアートスクールが置かれている状況を俯瞰しながら、美術教育の可能性と課題について語ります。
学校という教育システムに馴染むことに困難を抱える子ども達と一緒に新しい学びの場をつくる「カマクラ図工室」からアーティストの滝沢達史氏、美術教育の不可能生へ共同体の形成から応答を試みるパープルーム予備校を主導する梅津庸一氏、日常生活でアートの思考や作品がいかに創造的な場を生み出せるか様々な実践を試みるインディペンデント・キュレーターの青木彬氏、アートの思考法によって社会的養護下にある子ども達がより良く生きることを目指す「dear Me」プロジェクトのディレクターでもあるAITキュレーターの堀内奈穂子が登壇します。
*参加無料(フードとドリンクは有料)、予約不要、入退場自由
*但し、3/9のレクチャーおよびラウンドテーブルのみ有料・要予約
*会場は混み合う場合がございます。あらかじめご了承ください