ともあれ技法技術の高さに驚く。技術が高いというとピクサーも高いのだけど(乱暴な言い方をすれば)ピクサーはトムとジェリーの延長にしかないのではないか。本作の5作品を見て鉄腕アトムの延長だとは言い難いのではないか。
動画技術の優れたアニメーションについて「よく動く」という言い方をしていたけど大平晋也の「わんわ」はかなり心落ち着かせて見ないと動きを見こぼしてしまう。
「わんわ」は絵本風の子供世界が描かれるが彼が「日本まんが昔話」を作監していればどうなったのかと言うどうでも良いことを呆気にとられながら考えていた。
技術のみならず描く内容も森本晃司の「次元爆弾」の様にシノプシスが書きにくい内容も真正面からやってしまっている。(良い意味で「天使のたまご」が登場したときの衝撃を思い出す)
シノプシスは書きにくい内容なのだけど密度で最後まで引っ張る異世界感はまさしく「アニメーション」の王道ではないかと思う。
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