日本のアニメーションを見慣れてたので、海外の作品は少し戸惑いながら観ていました。
その中で「引越しして事」が一番印象に残りました。
それは何故かというと、登場人物の人形にあったと思う。白い石工で丸みの帯びた形、全て白がある、部屋。一切の色彩が部屋が、無味乾燥したイメージを与える。
その中で男女二人が繰り広げる、部屋のレイアウト、お茶の時間をはさんで繰り返えされるレイアウト、白一色なので、どう移動しても安心感が得られない。
とうとう最後は狂ってしまう。
凝り性を批判しているように見えたが、私には人間の色彩が人の心を落ち着かせたり、
不安にさせたりする重要な要素があるというメッセージを受け止めた。
宮崎駿さんのように技術的にすごいというわけではないが、北欧の思慮深くシンプルな
映画に対する表現を知ることができてよかったです。