8月11日 映芸マンスリーvol.15
ゆふいん文化・記録映画祭 第一回松川賞入賞作『茨の同盟』を観に行く。
〈解説〉
女優・沢田亜矢子との離婚騒動により、マスコミからのバッシングを受けた松野行秀。
その後も歌手デビュー、ホスト転身、整形手術などで話題を振りまいてきた彼が、地元
福島でのプロレス興行『ゴージャスナイト』に挑む。
どん底から這い上がろうとする男の苦闘と、それを支える女の意地を見つめることで、
マスコミ報道のあり方を静かに問いかける(意外と)硬派なドキュメンタリー。
〈映芸DIARYより〉
正直観る前は、なんだかなぁと思っていた。でも観て行くうちに、
松野氏とそれを支える田代さんの関係が、素敵と言えば言い過ぎだが
何とも良いバランスなのに気づく。
綺麗事じゃない利害関係。「生きる」モチベーションを保つためにお互いが
必要としている。これが愛情だと思う。
トークの中での監督の言葉「ダメってイメージだけで、切り捨てられる事に
違和感がある。なにか受け皿というか、そうじゃないイメージを作りたい」
には共感する。
パブリック・イメージに左右され過ぎていないか、常に疑問を持って行きたい。
「ゆふいん文化・記録映画祭」公式サイト
http://movie.geocities.jp/nocyufuin/home.html