2008-08-14

『タカダワタル的ゼロ』他 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 今日の日中は昨晩(12日)の井の頭公園の涼しさがウソのような酷暑。日中は上半身裸で、遮光カーテンを締め切りドライをかけていても、パソコンに向かってものを書いているだけなのに、汗が吹き出て来る。ややゲッソリ。

  
 今晩(13日)は下高井戸シネマのレイトショーで『タカダワタル的ゼロ』(監督・撮影:白石晃士、出演:高田渡、泉谷しげる、柄本明他、08年)を観に行った。
 
 http://www.takadawataru.com/

 と言うのも、先週DVDを買って観た『タカダワタル的』(監督:タナダユキ、出演:高田渡、柄本明他、04年)が結構よかったので。

 http://www.takadawataru.com/takadawataru/index.html

 様々な会場でのライヴを矢継ぎ早に映したため、やや忙しない印象もする前作と違い、既に高田さん本人が故人となってしまった(05年4月)こともあって、01年大晦日に下北沢ザ・スズナリ(ちなみにお隣はこの六月に親会社の経営難で急遽ーー個人的な希望的観測では一時ーー閉鎖されてしまったシネマアートン下北沢)で行われたライヴ(タカダワタル的ファンタスティック)での演奏をじっくり映し続け、その合間に、06年秋に取り壊されたいせや総本店の旧店舗で呑み、酔ってロレツの回らないアル中オヤジと化している高田さんのインタヴューが挟まれる。

 高田さんのトークは飄々とし且つ洒脱で、演奏との絶妙なメリハリが見事。ジョークに三分の二若者三分の一中高年の観客の笑うこと笑うこと。ゲストの「暴れん坊」泉谷しげるも見事にいなされて形無し。

 ああ、行きたかったなあ、このライヴ。
 
 余談だが、元バービーボーイズのコンタがクラリネットを吹いているのに驚いた。

 最後はいせや総本店の最後の営業日の様子と取り壊される直前の様子が映されて、常連だった高田渡の生涯の終わりが暗示される。

 四月から二週に一度研究会で吉祥寺に行っているので、新しくなったいせや総本店は、もうシャッターを閉めた閉店後の様子を通りを挟んで向かいからだが、よく見る。実は97年〜00年あたりは大好きでよく行っていたのだ、いせやに。公園口店は若い店員の態度が眼に見えて悪いので、本店が多かった。その後外で酒を呑むのがイヤになって、更に何よりもヴェジタリアンになったため、めっきり足が遠のいてしまったけれど。

 http://www.iseya-kichijoji.jp/

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知世(Chise)

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知世(Chise)

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