いま朝までかけて、フジテレビ新ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(関西テレビ制作)をまとめ見なう。
主演は、吉田羊さん(ワタクシ命名「ひとりパワースポット」 → ※1)。
脚本におけるメインライター(第1話を書く人のこと)は、田中眞一氏。
医療ドラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」をはじめ「GTO」「みんな!エスパーだよ!」「LOVE理論」などの脚本でおなじみ。
ワタクシ的には、おっぱいの美しい吉岡里帆(研修医役)ちゃんが出ているので、それだけでいいんだけど(言っちゃったw、ハズ)。→ ※2
見るウチにどんどんハマった。
ちなみに、吉田羊演じる主人公=橘志帆(天才的脳神経外科医)の素性も“ミステリー”的にひっぱりつつ、1話完結は、米国ドラマパターン。
だから、いまからでも間に合います、ぜひ見て欲しい!
なにしろ、ドクターXよりは医療ドラマとして先進的なのだよ。
なかでも新鮮なのは、ただの医療ドラマではなく、ほぼ推理ドラマなのだ。
そんなセリフも出てきた(わたし刑事じゃないだし……みたいな)。
例えば、吉田羊と吉岡里帆の関係なんかは、もろ「名探偵シャーロック・ホームズ」における、ホームズとワトソンだし。
まぁ、対象は事件ではないので、あれですが、
ノリは 沢口靖子主演「科捜研の女」かな。
そのなか、舞台となるのは、7人の女性だけの医師チーム「解析診断部=レディ・ダ・ヴィンチ」なんだけど、もろ、釈由美子主演「7人の女弁護士」シリーズ(テレビ朝日)ともピッタリ符合。
いろいろ、狙ってるなぁ〜。
そのなか、思い出したのが、林宏司脚本、東山紀之主演の「GM〜踊れドクター」(2010年・TBS)。
出演者も、多部未華子、生瀬勝久、大倉忠義、小池栄子、椎名桔平と豪華。かつ、毎回“東山くん”が踊る演出にビックリ。
あまりにシュールすぎるなか、当時まだ浸透していなかったコトバ「総合診察」をドラマで扱ったのは日本初ではないですかね(ワイドショーでは当時何度か見たけど)。
まぁ、物語の雰囲気は違うけど、「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」と「GM〜踊れドクター」はほぼ同じ。
まぁ、それを言い出すと、NHKの病名推理バラエティ「総合診療医 ドクターG」そのまんまのドラマ化でもあるんですが(年に1回ぐらい見てます)
http://www4.nhk.or.jp/doctorg/
調べてみるとドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」と「GM〜踊れドクター」の医療監修は、同じ「生坂政臣」先生ときた。
http://www.ho.chiba-u.ac.jp/section/soshin/index.html
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2571dir/n2571_01.htm
http://www.ktv.jp/ladydavinci/column/03.html
なるほど、同じ内容ということをガッテン!
そう思うと、なぜ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」で「総合診察」というコトバを使わなかったのかギモンだけど。
日本の医療は遅れている、患者に向いていない……という点では「ドクターX」でも話題になるネタを、「総合診察」から描くさらに先進的な医療ドラマなのだなと……。
例えば、一般人とお医者さんとの関係。
ドクターXの大門未知子(米倉涼子)もいろいろと気がつくけど……。
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチにはかなわない。
大門未知子はただの外科医だしな。
でも、総合診療医はもっとスゴイ。
それが伝わればいいなと思う……。
※1
中井喜一さんとのエピソードは、これだけで毎回泣きます。映画「太秦ライムライト」のリアルバージョン。映画「太秦ライムライト」も見て欲しいッス。
http://uzumasa-movie.com
※2
偶然としても、吉岡里帆さんと脚本・田中眞一さんは同じ「滋賀県」絡みで、結婚しそうな予感。井上公造さんどう?
あと「あさが来た」で“田村”役だったけど、今回は“田丸”役。
五感的には「田村」と聞こえるって狙ってる気がする。