バイオエネルギーで世界的に注目を浴び、経済発展目覚ましい
ブラジルは、旅行に行きたい国の世界一位らしい。
しかし、同じブラジルでグローバリズムから取り残され、時計の針が
止まってしまったかのようなのがファベーラと呼ばれるスラム街。
父を知らずに育った子どもがたくさんおり、ギャングになるのは
ならないよりも簡単な環境。
主人公の二人も父を知らずに育ち、その幻影を追い求めて生きている。
その一方で自分の子どもに対して、父親としての自覚を持てないのも
また繰り返される。
その呪縛を断ち切ることは、彼らの育った環境ではそう簡単ではない。
ギャングが抗争し合うスラム街は日本人にとっては想像しづらく、
対岸の火事という感じかもしれない。
しかし、一度見ることをお進めします。
でも、頭の中を整理しなくては二度目は見れないかも。