ブログ「だめ日記」から
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三鷹駅からちょっといったところに、武蔵野市民文化会館があります。19日は「アマゾン・カラジャ族の儀礼音楽&サハラ・トゥアレグ族の歌」公演。駅前でものすごい量の買い出しをして、スーパーのおばちゃんに温かい声をかけてもらったりして。とにかく女性2人で牛乳バナナ食パンコロッケお菓子にドライフルーツと、ほとんど買占め状態。水は箱ふたつ。相方Hさんの言うとおり大家族の姉妹と思われて…ないか。
カラジャとトゥアレグの楽屋は隣同士で、互いの行き来は無いものの、私たちは行ったり来たりが密にできて楽しい。カラジャもトゥアレグも明日には帰路に着くとあって、今日は私たちにとってもさながらファイナルパーティー。
ところで武蔵野市民文化会館の目の前の公園では、ちょうどお祭りが開催されていました。トゥアレグ族はこれに興味津々で、盆踊り大会に飛び入り参加!長身とサハラの衣装で、体を揺らしてリズムをとる…もう目立つ目立つで、人垣とは言わないまでも遠巻きに眺める人が続出してました。
私は主にトゥアレグ族まわりの担当だったけれど、もちろん言葉は互いに通じなくて“なんちゃってコミュニケーション”ばっかりだった。それでも身振り手振りでなんとなく通じて、歌ったり踊ったり盛り上がったり御要望を承ったりしたものだ。
だから公演も無事終了して、彼らを帰りのバスにご案内する時、やっぱりかなしかった。そうしたら男性のひとりがトゥアレグお手製ポーチをくれて、女性のひとりはずーっと私の肩を抱いて何やらいろいろと言ってくれた。みんなにこにこして握手をしてくれて、女性は左右のほっぺたにチュッチュッとしていった。後日、アテンドマネージャー経由でブレスレットまで届いた。ああ食物を差し上げる職能というのは大事な役どころで、誰ひとりとして邪険にしないものなのかも、なんて思ったり。そんなひと夏でした。
彼らが去った後の掃除に…2時間ほどかかりました。