こんにちは、オフィスHの伊藤です。
アニメーションと実写のコラボ映像で世界の映画界の話題をさらった『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン監督がスターとハリウッドの未来を描いた『コングレス未来学会議』。ハイブリッドアニメーション『はちみつ色のユン』と共に9月12日から下北沢トリウッドで上映されます。
CG界では20年近く前に“ヴァーチャルアイドル”なるものが持て囃されました。でも、生身の俳優は優勢。さて、アリ・フォルマンとハリウッド女優ロビン・ライトが描いたバーチャル女優の未来図とは・・・。
トリウッドが問う「実写×アニメーションで描かれる記憶/現実/希望」を3作で見比べるのも、シルバーウィーク(・・・と言うですね、9月の妙な連休)の一興。詳しくは後段(1)をご覧ください。
HNews(アッシュ・ニュース)は、お知らせしたい情報が集まった時だけお送りしている不定期メールニュースです。
お友達・知り合いなどへご自由に転送してください。また、ご迷惑になるようでしたらお申し出ください。
(1)下北沢トリウッド「実写×アニメーションで描かれる記憶/現実/希望」、9月12日~
アリ・フォルマン監督の『コングレス未来学会議』、『戦場でワルツを』とハイブリットアニメーション『はちみつ色のユン』同時上映
(2)東京藝術大学大学院映像研究科 10周年記念事業―シンポジウムと映画上映会、9月10日~13日
(3)世界一美しい本を作る男~シュタイデルとの旅~ DVDブックまもなく発売
(4)海外ゲームバイヤー3社によるゲームビジネスセミナー、9月15日
(5)韓国トップベンチャーのグローバル戦略と今後の展開セミナー、10月7日
(6)オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男、~10月12日
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(1)下北沢トリウッド「実写×アニメーションで描かれる記憶/現実/希望」、9月12日~
アリ・フォルマン監督の『コングレス未来学会議』、『戦場でワルツを』とハイブリットアニメーション『はちみつ色のユン』同時上映
トリウッドが問う「実写×アニメーションで描かれる記憶/現実/希望」
アイドルをAI化する「デジタル人格クローン生成」のニュースが話題になりましたが、ハリウッド女優のデジタルデータ化と更にその先に起こりうる未来予想まで描いたSF作品、『コングレス未来学会議』を含む3作品を特集上映します。この3作品はいずれも、「アニメーション」を演出として使い、実写と組み合わせた作品です。
失われた記憶(『戦場でワルツを』)/記録に残っていない過去(『はちみつ色のユン』)/想像の先の未来(『コングレス未来学会議』)と描かれる状況は異なりますが、もし実写で撮られていたら、未だ見ぬ母への想いや現実とは違うもう一つの世界を、ここまで表現出来なかったのではないか、特に『コングレス未来学会議』に於ける、現実から目を背けた人達の華やかだけどグロテスクな未来は、アニメーションだからこそ逆に現実味を帯びていると思います。
カンヌ国際映画祭/ヨーロピアン・フィルム・アワード/東京アニメアワードフェスティバル/アカデミー賞/ゴールデン・グローブ賞/セザール賞/東京フィルメックス/アヌシー国際アニメーションフェスティバル/ザグレブ国際アニメーション・フェスティバル/文化庁メディア芸術祭など、世界の映画祭で受賞・ノミネート・上映されまくった3作品を、アニメーションファンの方も、実写作品のファンの方も、この機会にぜひご堪能ください。
■ 会期: 9月12日(土)~10月2日(金)※火曜定休
14:30/20:00 『コングレス未来学会議』 http://www.thecongress-movie.jp/
16:50 『戦場でワルツを』 http://homepage1.nifty.com/tollywood/2015/senjyodewaltz/senjyodewaltz.html
(13:00)/18:30 『はちみつ色のユン』 http://hachimitsu-jung.com/ ※カッコ内は土日のみの上映
■ 上映館: 下北沢トリウッド
■ 料金: 『コングレス未来学会議』 一般1,700円 学生1,300円 シニア1,100円/『戦場でワルツを』、『はちみつ色のユン』 一律1,100円/2作品券:一律1,800円/3作品券:一律2,400円
詳しくはトリウッドのサイト>> http://homepage1.nifty.com/tollywood/
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(2)東京藝術大学大学院映像研究科 10周年記念事業―シンポジウムと映画上映会、9月10日~13日
東京藝術大学の大学院に映像研究科映画専攻ができて10年になるのですね。その後2008年には、アニメーション専攻が開設されました。
さて、東京藝術大学大学院映像研究科は日本の映画・映像界になにを遺しているでしょう・・・。
映像研究科の10年を振り返るシンポジウムと映画作品上映会が、東京藝術大学横浜校地馬車道校舎で開催されます。
FLASH FORWARD ~映像の第3世代~
■ シンポジウム「映像選考の10年を振り返って」、9月12日(土) 13:00~15:30
■ シンポジウム「歴史の逆照射、アニメーション再考」、9月13日(日) 13:00~15:00
イタリアのアニメーション映画史家ジャンアルベルト・ベンダッツィさんとアニメーション作家の山村浩二さんの共演です。
ベンダッツィさんは主筆として大著「Animation- A World History」(全3巻)の刊行に向け、国・地域別に数多くの執筆者からの寄稿をまとめているそうです。その膨大な作業を振り返りつつ、アニメーションという分野における<歴史>の意味、その役割と研究アプローチを語り、アニメーション映画が抱える本質的な問題を提示してくれるそうです。
2時間という限られた時間での史家と作家によるアニメーションの歴史考。進行役のイラン・グェンさんが根本をどのように引き出してくれるか、楽しみですね。
■ シンポジウム「メディア・アートの歴史化と抵抗」、9月13日(日) 16:00~18:00
■ 映画作品上映「映像専攻の10年を振り返って」、9月10日(木)、11日(金)
■ 事前申込不要、入場無料
詳しくは公式サイト>> http://www.fm.geidai.ac.jp/10th/
さらに、山村浩二さんの連続講座「コンテンポラリアニメーション入門2015 現代短編アニメーションの見取り図」も、9月26日と10月17日に中国の独立系動画の特集が予定されています。
■ 最新中国独立系動画1: 様々な作家たち、9月26日(土) 講師: レイ・レイ、山村浩二
■ 最新中国独立系動画2: チェン・シー特集、10月17日(土) 講師: チェン・シー、山村浩二
■ 会場: 東京藝術大学横浜校地馬車道校舎
■ 事前申込不要(先着順90名)、入場無料
詳しくは公式サイト>> http://animation.geidai.ac.jp/ca/
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(3)世界一美しい本を作る男~シュタイデルとの旅~ DVDブックまもなく発売
2013年に日本公開されたドキュメンタリー映画『世界一美しい本を作る男~シュタイデルとの旅~』のDVDが、『考える人』の編集部の手で豪華装丁ブックと共に9月18日に発売されるそうです。
本作りの現場をのぞきたい!
世界最高峰の本作りの現場、シュタイデルはドイツの地方都市で印刷までこなす、40人ほどの出版社。ギュンター・グラス、ロバート・フランク、カール・ラガーフェルド……天才たちに愛される、その秘密に迫る驚きと情熱のドキュメンタリー映画が、DVDで初登場!
『考える人』編集部による、写真満載訪問記&スペシャルインタビューをまとめつつ、映画情報ももれなく掲載する、オールカラー48ページのスペシャルブックと共にぜひお楽しみください。ブックデザインは、白井敬尚さん。造本も凝りました!
映画の公式サイト>> http://steidl-movie.com/
DVDブックの公式サイト>> http://www.shinchosha.co.jp/steidl-book/
映画公開よりは少し遅れても、このようにDVDブックとして再び登場するのは嬉しいですね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(4)海外ゲームバイヤー3社によるゲームビジネスセミナー、9月15日
JETRO(日本貿易振興機構)が開催する「海外ゲームバイヤー3社によるゲームビジネスセミナー」のお知らせです。
ゲームビジネスの海外展開には、各国・地域市場の特性を踏まえることが不可欠です。
本セミナーでは、ゲーム産業が盛んなカナダからGigataur社、フランスに本社を持ち、欧州中心にゲームの配信を行うGravity Europe社、急激にゲーム市場が成長を見せるインドネシアからAltermyth社を講師に招き、3つの異なる地域のゲーム市場概況、ユーザー特徴、これから同地域に海外展開を目指す日本企業へのアドバイス等を紹介します。
これから海外を目指す方、また、既に海外ビジネスを展開している業界関係者の皆様のご参加をお待ちしております!
■日時: 9月15日(火)13時00分~15時00分
■会場: ジェトロ本部 5階展示場
■事前申込制、先着順(120名(、中小企業優先)、参加無料
■参加申込>> http://www.jetro.go.jp/events/sic/dfc08ba40bd1c87c.html
※締切 9月9日 17時
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(5)韓国トップベンチャーのグローバル戦略と今後の展開セミナー、10月7日
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)から「韓国トップベンチャーのグローバル戦略と今後の展開セミナー」のお知らせです。
IoT、ビッグデータの活用や、スタートアップ企業の育成に力を入れる韓国。
精鋭ITベンチャー企業を集め、日韓ITビジネス交流会を開催いたします。
これだけの製品が一か所に集まる機会は、めったにありません。是非、今回のイベントにご参加いただき、ビジネスチャンスを拡げて下さい。情報収集大歓迎です。お気軽にご参加下さい。
■内容:
9:30~12:15 「NAVER、カカオなど韓国トップベンチャーのグローバル戦略と今後の展開」 (株)モビデイズスタートアップ企業のPitchセッション、
9:30~17:10 ビジネスマッチング(時間予約制で個別に製品紹介、先着順、通訳付)
※ ビジネスマッチング韓国企業の製品: IoT/ M2M/ ビッグデータ分析/ NFC/ スマホ用センサー/ウェアラブル活動量計/ウェアラブル脳波デバイス/ SNS/ 校内暴力防止/マインドマップ/ 多言語通訳/標的型攻撃防止/ 情報漏えい防止/DB暗号化/ ハッキング防止/ Firewall/ IPS/モバイルセキュリティ/クラウドコールセンタ/ All in Oneビデオ配信サービス/仮想化デスクトップ・サーバ管理/ クラウド管理/ BI/ VR画像会議/eラーニング/子黒板/ デジタルサイネージ/ タブレット/ 特許分析/物流・生産効率化/ゴルフパットシュミレータ/ スポーツビッグデータ分析/バーチャル会話/IoT宅配BOX、他多数
■日時: 10月7日(水) 9:30~17:10
■会場: ホテルニューオータニ 本館 芙蓉の間
■主催: 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)
■共催: Pitchセッション/Pitchセッション共催: トーマツベンチャーサポート(株)
■事前登録制、参加無料/申込先:KOTRA 東京IT支援センター
詳しくは公式サイト>> http://www.kotrait.or.jp/seminar/itstartup_it.html
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(6)オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男、~10月12日
2020年東京オリンピック・パラリンピックはメイン会場となるはずの新国立競技場建築とエンブレム騒動で大揺れですね。
日本と外交関係樹立120周年を迎えたブラジルでは、来年リオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催されます。普段なら日本のマスコミは「一年前になっても競技場の建築が遅れている」とか大騒ぎしてるんでしょうね・・・でも今は自国開催がヤバイ状況になり、他国をとやかく言えないわよね。
さてそのブラジルは、さまざまな文化背景を持つ人々がいる多民族国です。
1950年代、ブラジルは首都ブラジリアを新たに創り上げました。
新たな首都の主な建築設計に携わったのが、オスカー・ニーマイヤーさんというブラジルのモダニズム建築の父と呼ばれる建築家だったそうです。
壮大な想像力の歴史的実験場となったブラジリアは1987年に世界遺産に登録されました。
すでに会期半ばとなりましたが、「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が東京都現代美術館で10月12日(祝)まで開催中です。
詳しくは公式サイト>> http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/oscar-niemeyer.html
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
HNewsのバックナンバー掲載
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp
フランスのFolimageスタジオの短編アニメーション(字幕or吹き替え版)を貸し出します
http://www.wat-animation.net/wat_Folimage.html
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆