「世紀のタイ映画 ~タイ映画の歩み~」というタイトルで、タイ式☆シネマパラダイスのパンフレットに書かせていただきました。
タイ映画史を簡単にまとめたものなのですが、シネマート六本木に行かれる際は是非目を通していただけますと大変嬉しく思います。(間違いを見つけた方はこっそり教えてください)
100年のタイ映画史をギュッと詰め込んでいるので、ちゃんと伝わっているかが正直ちょっと心配です。実際、一番最初に書いたときは、現在掲載されているものの2.5倍くらいありました。
そこから泣く泣く削って、いまの形にしたわけで、ここ数年の女流監督の出現、ドキュメンタリー映画の状況、映画以外のインディーズ(タイ語ではインディーということが多いですね)文化の繁栄(FATフェスやバンコクカルチャー)なんかは入れられませんでした。
そのあたりはまたブログや日記や他で寄稿する機会があったときに書きたいなと思ってます。
ホント、書こうと思うと、あれも入れたい、これも入れたいとなるんですよね。ライターってつくづく大変だなと思いました。でもとても楽しかったですし、機会があればまたやってみたいですね。
あと、タイ人の本名は長い(あだ名は短いのに)!
だから、一人の監督の代表作を紹介すると、それだけでかなりの文字数になり、削らざるをえなかった監督や作品もありました。
とはいえ、他の寄稿者の方々と比べて多くページを割いていただけたのは、正直びっくりでした。私も映画祭当日にパンフレットを手にするまで、全く知らなかったのです。
六本木に足を向けて寝られないです(笑)。
ちなみにタイトルの「世紀のタイ映画」ですが、タイ映画ファンならご存知、
タイ映画史に刻まれた最新の作品、アピチャッポン監督の『世紀の光』、
そしてタイ映画史の父・ドーム氏(Dome Sukwong氏)の著書『A Century of Thai Cinema』への敬意を込めてつけたタイトルです。パクッたんじゃないですよー。
映画祭とあわせて、お読みいただけると幸甚でございます。