halboxさんの日記
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2013
7月
29
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『トゥ・ザ・ワンダー』クロスレビュー:テレンス・マリックが魅せる、甘美で残酷な愛の姿。
モンサンミシェルとオクラホマという二つの舞台を交錯しながら描かれる一組のカップルを中心とした愛の物語は、テレンス・マリックが描く映像と音楽だけでほぼ完成しているといっても過言ではない。見終えると台詞らしい台詞がほとんどなくとも、見ているこちらまで感情が抉られているような気分になるのだ。 映画のなかで繰り広げられる男女の愛の姿は、飛び込んでくる映像の美しさと相反して、とても残酷で儚い。 ...
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