M.-Cedarfieldさんの日記
-
2012
4月
19
-
『こわれゆく女』クロスレビュー:あるがままの狂気を描き、“アメリカン・インディペンデント”色に彩られた『媚びない映画』
「こわれゆく女」を観て、いかにも70年代の映画だと思った。どこが70年代風かというと、一言で表現するのは難しいが、『媚びない映画』とでもいうのだろうか、観客の評価を意識した、妙なへつらいが無いのである。それでいて、時にスリリングな、時にユーモアを帯びた場面など娯楽的要素も随所に盛り込まれているところが、50年代から60年代にかけての所謂“ヌーヴェルヴァーグ”風な作りとは異なる点であって、まさに“ア...
- 1-1/1