青木ポンチさんの日記
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2012
3月
19
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『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』クロスレビュー:原子力、その厄介なるもの
戦後67年。戦争当時を知る関係者は減る一方です。 とりわけ、広島・長崎の被爆状況を知る医療関係者となると、ほぼ「この方」しかいないとされます。 肥田舜太郎。御年95歳。 軍医時代に広島で被爆した肥田氏は、その後60年以上にわたり、被爆者治療に献身。しかし、その内部被爆の実情が世に伝えられたのは、ようやく1970年代に入ってからだそうです。 そして、戦後66年経ったわが国で起きた、福島原...
映画監督と自治会長の思いが、日本を変える一石に
その時、その場所でこそ成立する表現、効果を発揮する表現というものがあります。とりわけドキュメンタリー映画は、その時代、社会と切り離しては存在しないものです。 『立入禁止区域』はまさしくそんな映画です。 率直に言えば、粗い映像、仰々しい音楽、煩雑な編集など、映画の完成度としては荒削り感は否めません。佐藤監督自身、「作品を撮るつもりではなく、とにかく故郷・双葉町のありのままをカメラに収めた...
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