taikimezakiさんの日記
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2012
1月
01
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『ヒミズ』クロスレビュー: PG-12の青春映画、その縛りを補って有り余る程の被災地描写で園子温は観る者を押しきる
園子温監督の映画は直近の三作しか観ていないが、「愛のむきだし」や「冷たい熱帯魚」、そして現在公開中の「恋の罪」と、テーマやストーリーはどれも違えど観る者を凄まじいパワーで引きずり回し、上映後はぐったりする程の重量感+それぞれ何かを持ち帰らせる傑作揃いだ。良くも悪くも園子温ワールドにボコボコにされた者は、その映画体験に麻薬的な魅力を憶え、この作品に自然と寄せられるであろう。しかも今回、監督が自ら持...
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