M.-Cedarfieldさんの日記
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2011
6月
17
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『BIUTIFUL ビューティフル』クロスレビュー:イニャリトゥ監督は、グローバル時代における21世紀版『生きる』を描くことに成功した。
「人は人生の最後の日々に何をするのだろう。」―― これは黒澤明監督が半世紀以上前に『生きる』で問うたテーマであり、かつ、イニャリトゥ監督が『BIUTIFUL』で「最も描きたかった」ことでもあろう。イニャリトゥ監督は19歳のときに『生きる』を観て衝撃を受けたという。思い起こせば、私もほぼそのくらいの年頃に初めて『生きる』を観て深い感銘を覚えた。今から40年近くも前のこと、場所は京橋のフィルムセンタ...
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