栗本 東樹さんの日記
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2010
10月
23
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『スプリング・フィーバー』クロスレビュー:誰もが好んで浮世を漂っているワケじゃない…
男と男とか、女と男とか、もしくは映画にはないけど女と女とか、そんなことはこの際ハッキリいって関係ない。中国で映画製作を禁じられているロウ・イエ監督が、この最新作『スプリング・フィーバー』で愛に揺れる5人の登場人物を通して描くのは、“心”なんていう愛がなければ充たされないひどく厄介なものを胸に携え生きているボクら人間のそれはもう業としか言いようのない普遍的な哀しみだ。だからこの映画は、観た人...
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