NAOさんの日記
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2010
10月
29
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『スプリング・フィーバー』クロスレビュー:各人が愛を求める
センセーショナルな同性愛シーンの話ばかりを耳にする本作であるが、上映前にロウ・イエ監督は「これは愛の物語だ」と述べた。 確かにそうなのだ。この作品をゲイ映画として避けていたら、もったいない。冒頭のベッドシーンは、異性愛者の私には強烈で、少しの嫌悪感を隠さなければいけなかったが、物語が進むにつれ、彼らの性別は全く気にならなくなった。彼らのひりひりした心、内に秘めた孤独感、狂おしいほどの欲望は、...
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