NAOさんの日記
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2010
7月
08
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『ぼくのエリ 200歳の少女』クロスレビュー:ヴァンパイアの少女に恋した僕の選択
真っ白な雪に、赤い血飛沫が飛ぶ。繊細なのに、鋭く空気を切り裂く。クールなスタンスをとりつつ、心はほっこり温かくなる。相反する要素を内包するこの映画は、複雑な12歳の内面をそのまま表しているのかもしれない。少年少女の心の動きを繊細に描いたホラー。ジャンルの新鮮さもさることながら、映画を特別なものにしているのは、その映像・音楽・主演二人の演技である。 カメラは少年オスカーの生活を中心に追いかけて...
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