a0ta9000さんの日記
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2010
2月
18
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もっとも笑いの多いパク・チャヌク (『渇き』を見て)
これは、もっとも笑いの多いパク・チャヌクだ。 もちろん、その笑いには暴力と血の味が混じっている。 しかし、いつもながらの暴力描写も、冒頭、主人公の神父が吸血鬼となる理由のいい加減さからして、ああ、これはつくりごとなんだなあ、と思わされて、「吸血鬼映画」のフレームの中の出来事として、安心して、ときに笑いとともに、見てしまう。 「復讐三部作」の暴力は現実と地続きの痛みをともなっていた...
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