Sightsongさんの日記
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2009
11月
28
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貨幣経済とコミュニティについて考えさせる作品
一見、美しい地域における貧しいながら誠実な少年の成長物語、といった体裁だ。 もちろん皮肉ではない。特異な風景という意味では、広大な塩湖という映像は圧倒的だった。そこで塩を切り出す仕事を手伝い、学校に通い、友だちと遊ぶ少年の姿は、詩的でさえあると思った。特に、妹が落とした人形を探しに走って行くときの、広い広い中のちっぽけな大事なものを描き出す描写は、とても印象的だ。 しかし、この美しい物語...
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