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  • 東澤俊秀さんの日記

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東澤俊秀さんの日記

  • 2008

    5月

    19

  • 地上の天使とサイボーグ―福居ショウジン監督作品『キャタピラ』について

    少女は探す。耳を澄ます。 どこかで助けを求めている(?)、 誰かの声に、耳を傾けている。 「何か呼んでる?どこ?どこ?誰なの?どこ?どこ?どこ?どこなの?どこにいるの?どこ?どこなのよ?どこ?」 彼女は地上の天使。 少女は当初、ただ歩いている。 ある時は、街なかをハミングしながら、 ある時は、買ったジュースを飲みながら、車の行き交う道の上を、 また、ある時は狭い路地...


  • 2008

    5月

    16

  • 孤独な反逆者、あるいは悲痛な自爆テロリスト-福居ショウジン『ゲロリスト』-

    ブランコに乗り、揺られつつ、少女は独りつぶやくのだ。 「変えなければ、この肉体を」 そして彼女はひたすらに、電車の中を駈け抜ける。 車内の床を這いまわり、突如座席にもたれかかり、彼女は走り抜けていく。 そのまま街へ駈けていく。 そんな少女を追い回す、激しく手ぶれするカメラ。 やがてそこに映るのは、狂った笑顔を浮かべる少女。 彼女の名は「ゲロリスト」。 ...


  • 2008

    5月

    15

  • 『the hiding-潜伏-』について(その2)

    『the hiding-潜伏-』は、 シネマアートン下北沢で、 四週にわたり公開される。 上映にあたっては、 監督自らの立ち会いのもと、 最高の色、最高の音で観客に届けられるよう、 常に最大限の努力がなされるはずである。 しかし、いくら入念なチェックを繰り返したところで、 完璧を期すことは不可能だ。 なぜなら、 観客の入り具合や呼吸、 それぞ...

    『the hiding-潜伏-』について」(その1)

    脈打つ心臓、あるいは何か得体の知れない異形のオブジェ。 冒頭に登場する、何の変哲もないタマネギ型のライトが、 そのように見えたなら、あなたはすでに彼の術中に落ちている。 福居ショウジン最新作、 『the hiding-潜伏-』は観る者の感覚を変容させ、 かつてない陶酔へと導いていく、 そんな力を秘めた作品だ。 本作では、ホワイトバランスを狂わ...


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東澤俊秀

ゲストブロガー

東澤俊秀

“所属:ホネ工房、寿町フリーコンサート実行委員会”


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