浅水泰匡さんの日記
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2010
6月
14
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サウンドアート 網膜と鼓膜の交感
前衛ギタリストであるアラン・リクトの脳内に、毛細血管の如く多岐に渡って張り巡らされた、精緻で雄大な「サウンドアートの地図」を克明に記したものが本書である。明確な定義がなく、未だ多くに膾炙されていない「サウンドアート」という不透明かつ不思議なシニフィアンを持つ、この言葉を前に、読み手である我々は決して臆する必要はない。その連綿と続く広大な「サウンド」と「アート」の道程を、我々は本書を手にすることに...
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