• TOP
  • marble*さんの日記

  • 1-4/4

marble*さんの日記

  • 2011

    12月

    02

  • 『瞳は静かに』クロスレビュー:眼差しのむこうにあるもの

     この作品で一番印象に残ったのはやはりアンドレス役の少年の瞳。 とても印象的で素晴らしかった。『瞳は静かに』という邦題にも納得。  アルゼンチンの歴史について、正直あまり詳しく知らなかったこともあり、 鑑賞後にいろいろと知ることが多く、考えさせられてしまった。  子どもの心はとても繊細で、大人が思う以上に敏感に周囲のいろんなことを 感じとっている。小さいなりに一生懸命に理解しようとしてい...


  • 2011

    10月

    24

  • 『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』クロスレビュー:哲学について考える。

     サルトルとボーヴォワールの神話は、「契約結婚」というセンセーショナルな 言葉が一人歩きし、写真で見るその姿は、2人の偉才がシュールな関係を まるで誇示しているかのように、そして、苦悩と無縁の世界がそこに あるかのように映っている。  しかし彼らの関係が、2人であったからこそ、また2人でなければ 成立しなかったということをこの作品を通じて感じることができた。  サルトルやボーヴォワール...


  • 2011

    6月

    11

  • 『BIUTIFUL ビューティフル』クロスレビュー:すさまじくも荘厳な生きざま

     過酷な現実。逃れられない運命。思わず目を背けたくなるような悲惨な生活の中で、あるかなしかの活路を見出そうともがく、ハビエル・バルデム演じるウスバルの姿にスクリーンから一時も目が離せなかった。  それは、異なった現実に生きる困難な道のりを生きる者に共通な生きざまを彷彿とさせる。家族を守ること、残される子供たちにできるだけのことをする、そして、ただ生き延びるだけのために。何でもやる男の姿だ。  ...


  • 1-4/4

marble*

ゲストブロガー

marble*