Misuzuさんの日記
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2009
5月
22
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重力を感じながら生きる、ということ。
ある家族の日常を、スクリーンという窓を通して垣間見た気がした。 この映画を観終わった今でも、泉水と春が生きているように思える。そう思うのは、過去の悲劇から個人それぞれが押し殺して抱き続けていた葛藤が、事件へと繋がっていきながらも、静かに流れている日常が妙にリアルだったからだ。 そのリアル感が、静かに胸に響くのがとても切ない。 また、私は原作を読まずにこの映画を観たのだが、この映画には文学的な...
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