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2015-09-28 15:00


Variety日本語版9/28開設、共同編集長ひろゆき氏

Variety日本語版9/28開設、共同編集長ひろゆき氏

1905年に創刊されたアメリカの映画業界誌『Variety』の日本語版サイト『Variety Japan(ヴァラエティ・ジャパン)』が9月28日にオープンした。

『Variety』誌はこれまで、米本誌の発行元リード・ビジネス・インフォメーションの日本法人により2007年11月に日本語のウェブ版がオープンした後、2009年に閉鎖。その後、2009年10月に最初の立ち上げの際の編集長だった関口裕子氏らが設立したアヴァンティ・プラスの運営で再開設されたが、2010年12月に閉鎖された。

今回、『ガジェット通信』を運営する東京産業新聞社と『Variety』誌を発行するペンスキー・メディアが提携のうえ日本に三たび上陸することが決定。共同編集長には、「2ちゃんねる」の開設者ひろゆきこと西村博之氏と、2007年から2009年まで運営時の発行人であったクリエイティブアーティスツ代表の平沢真一氏が就任した。

開設にあたっては、英語版の記事が翻訳掲載されるとともに、日本語版の記事も翻訳され英語版のサイトに掲載されていくことになるという。

webDICEは、未来検索ブラジル代表(東京産業新聞社代表)の深水英一郎氏にメールでコメントを求め、深水氏に加え西村・平沢共同編集長からも回答をもらった。

西村氏と平沢氏が共同編集長となり開設されることになった理由と経緯について、両氏は次のようにコメントした。

「雑誌や新聞のような伝統的なメディアは『紙の成功体験をいかにしてネット時代に持ち越すか』で奮闘してきたように思います。しかし、ネットの影響力が確実となった今、『紙での体験は横に置き、ネット前提で事業をいちから考えなおす』時代に入りました。日本のネット界を牽引しているひろゆきさんとそのスタッフの思考回路は抜群です。だからこそ『成功するに違いない』と思えたわけです」(平沢真一共同編集長)。

「引きこもり生活が長いので、映画はわりと多く見ていたりします。サイト作りというITに関しては経験があるのですが、映画メディアや映画産業に関しての知識はないので、そのあたりを平沢さんに教えて貰いながらがんばりたいです」(西村博之共同編集長)。

両編集長のもと運営されるサイトの編集方針について、深水氏は他の映画サイトとは異なる特性があると説明する。「これまで未来検索ブラジル社では『ガジェット通信』で映画関連の取材に注力してきており、一定の信頼をいただいています。『ガジェット通信』は映画専門サイトとは違った広い読者層をもった媒体であるということが逆に強みとなっていました。それに加え今回、110年の歴史をもつ米国『Variety』と提携をし、まさにエンターテイメント界をリードするハリウッドからの生の情報を日本へ送り届けることができることとなりました。情報の質は高めながら、広範な読者層に情報を届けることができる。これが我々の強みですし今回の提携のポイントだと考えています」

そして、日本語版独自のコンテンツについて深水氏は、「これまで未来検索ブラジル社が築いてきた信頼と実績をもとに日本版の独自コンテンツをさらに深化させたいと考えており、日本のエンターテイメント業界のみなさんにご協力いただければ嬉しいです。すでに映画をはじめとしたエンターテイメント業界の取材については『ガジェット通信』で実績があり、引き続き『Variety Japan』の編集においても継続していきます。ジャパニメーションをはじめとした日本のカルチャーや邦画についても独自コンテンツとして取り組んでいきたいですね。特に日本でのエンターテイメントビジネス関係者に対するインタビューなどは引き続き注力し『Variety Japan』のオリジナルコンテンツとしていくつもりです。日本国内においては、これまで培ってきた情報発信力を活かし、より多くの人に伝えるとともにさらに世界にも発信できる媒体としていきたいと思っています」と意欲を見せている。


Variety Japan
Variety Japanのトップページ

■Variety Japan(ヴァラエティ・ジャパン)公式サイト
http://variety.co.jp/

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