DVD制作・販売部門と映画配給・宣伝部門アルシネテラン・ディヴィジョンを持つ株式会社エプコット（東京都渋谷区）が倒産したことが明らかになった。3月2日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立てが受理された。負債額は約20億円とされている。
エプコットは1985年に設立。アップリンク宛に届いたファックスによると、同社は2004年から韓国ドラマDVD販売を開始し、当初は韓流ブームに乗り業績は順調に推移していたものの、2012年頃から大手が参入したことによる買付額の高騰、日韓関係悪化により韓国ドラマDVDの需要が減少したことから、利益が急速に減少し、2013年以降は赤字に転落したという。
業績回復へ向け2013年にゲーム制作に着手したものの、完成し投資回収するまで長期間を要するのにほとんどの金融機関から融資を受けることができず、資金が頻拍する状況となったことが破産の原因となったとのことだ。
本日webDICE編集部が会社に連絡したところ「昨日付でスタッフは全員引き払いました」という対応だったが、宣伝スタッフとの電話によると、宣伝チームは存続し、オープンセサミと共同配給で3月14日公開の『ディオールと私』、4月4日公開の『傷だらけのふたり』の宣伝は引き続き行う予定という回答だった。
■エプコット公式ホームページ
http://www.epcott.co.jp/
【帝国データバンク】
韓国ドラマ「星も月もあなたへ」等のDVD制作企業が破産（2015.3.3）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00010000-teikokudb-ind
［写真：エプコット公式ホームページより］
