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2014-11-01 17:50


パレスチナを映画で知るデータベースサイト開設

パレスチナを映画で知るデータベースサイト開設

パレスチナに関するドキュメンタリー映画のデータベース・サイト「PALESTINEDOCS」が今年8月にオープンした。

日本でも公開・放映された『壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び』『自由と壁とヒップホップ』『我々のものではない世界 / A World Not Ours』『ジェニンの心』『ルート181 / Route 181 パレスチナ~イスラエルの旅の断章』など、10月31日現在で178作品が登録。パレスチナに関連するドキュメンタリー作品を「ガザ」「ウェストバンク」「エルサレム」「キャンプ」「イスラエル国防軍」「ユーモア」「子供」「女性」「歴史観」などのテーマ別、タイトルのA-Z別に検索することができる。

開設したのはスコットランド・セント・アンドルーズ大学のDina Iordanova教授と、デンマーク・コペンハーゲン大学の准教授Eva Jørholtのふたり。パレスチナをテーマにした映画の情報をここに集めることにより、紛争のニュースの絶えないパレスチナで繰り返される基本的人権の剥奪と誹謗の歴史について、より世界の人々に知ってもらいたいとこのサイトをオープンしたという。

2015年に新作『オマール、最後の選択』が日本公開となるハニ・アブ・アサド監督の作品『Nazareth 2000』(2001年)『A BOY, A WALL AND A DONKEY』(2008年)も掲載されている。

「PALESTINEDOCS」
http://www.palestinedocs.net/

(写真:「PALESTINEDOCS」より)



映画『オマール、最後の選択』
2015年公開決定

Omar_main

占領下のパレスチナに暮らす若者たちの一筋縄ではいかない友情や恋、そして、死んで英雄になるか、裏切り者として生きるのかという究極の選択を迫られ苦悩する青年オマールの状況を、切実に、サスペンスフルに描く。監督は、自爆攻撃へ向かう若者たちを描き、2006年ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞、2006年アカデミー賞外国語部門にノミネートされた『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド。
アカデミー賞外国語映画部門(パレスチナ代表)ノミネート
カンヌ国際映画祭ある視点部門 審査員賞受賞

監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド
撮影:エハブ・アッサル
編集:マーティン・ブリンクラー、イヤス・サルマン
出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ、サメール・ビシャラット、エヤド・ホーラーニ ほか
配給:アップリンク
2013年/パレスチナ/アラビア語・ヘブライ語/カラー/5.1chドルビーデジタル/シネマスコープ/DCP/99分

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