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cinema

2014-09-24 21:00


ジョセフ・G=レヴィットが語るフェミニズムとは?

ジョセフ・G=レヴィットが語るフェミニズムとは?

『(500)日のサマー』『LOOPER/ルーパー』などで知られる俳優のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、自身が運営する「hitRECord」のサイトで「あなたにとってフェミニズムとは?」というテーマの動画を募集。この企画のスタートにあたり、フェミニズムについての考えを語った自分撮りの動画を公開した。

「hitRECord」は、レヴィットが2010年に立ち上げた、世界中のアーティストの作品を紹介するオンライン共同制作会社。9月19日よりスタートした今回のプロジェクト「RE: Feminism」では、「あなたにとってフェミニズムとは?」「あなたはフェミニストですか?その理由は?」という質問に答える動画の投稿を呼びかけている。投稿された動画は、「hitRECord」の制作するテレビ・プログラム「hitRECord On TV」でも紹介される。

ゴードン=レヴィットは、今年1月にエレン・デジェネレスの人気トークショー『エレンの部屋』に出演した際に「僕は完全なるフェミニスト」と発言。続いて8月にはアメリカのニュースサイト「The Daily Beast」のインタビューで「フェミニズムは社会にとっての利益だ」と答え、それらが大きな反響を呼んだことをきっかけに、フェミニズムにもさまざまな解釈があるということを知り、今回の動画投稿に至ったという。

彼は動画のなかで、「Women Against Feminism」というTumblrで「以前はフェミニズムという言葉は有効だったけれど、現在はもう男女は平等だから必要ない」という意見を目にしたことに触れ、「僕はフェミニズムの専門家ではないけれど、事実は違う。アメリカでは男女の給与格差は確実に存在する」と説明している。

そして彼は「多くの人々はフェミニズムを〈家庭にいて子どもを育てるというような伝統的な価値観を女性に押し付けるべきではない〉という考えのことだと誤解している」と指摘。60~70年代のフェミニズム運動に参加し、同時に専業主婦であったという母親のエピソードを挙げ、「僕にフェミニズムを教えてくれたのは母だった」と明かしている。

ゴードン=レヴィットは「多くの人は、母性はフェミニズムの敵だと思っているが、僕はそう思わない。僕にとってフェミニストとは、母になりたいときも専業主婦になりたいときもそれを自分で決めることができる人のこと。僕の母がそうだった。そして、もし彼女が社会に出てキャリアを磨きたいのなら同じようにするべきで、そうしたことが結果的にみんなの利益になるはずなんだ」とフェミニズムについての考え方を語っている。

■【hitRECord】RE: Feminism プロジェクト・ページ
http://www.hitrecord.org/collaborations/9530

▼【hitRECord】RE: Feminism ジョセフ・ゴードン=レヴィットからのメッセージ


▼『エレンの部屋』ジョセフ・ゴードン=レヴィット出演回より
Joseph Gordon-Levitt on Being a Feminist


■【The Daily Beast】Joseph Gordon-Levitt on ‘Sin City’ and Why He Considers Himself a Male Feminist(2014.8.14)
http://www.thedailybeast.com/articles/2014/08/14/joseph-gordon-levitt-on-sin-city-and-why-he-considers-himself-a-male-feminist.html

[写真:ジョセフ・ゴードン=レヴィットのメッセージ動画より]

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