TOPICS

2013-01-25 22:07


遺伝子組み換え作物の承認凍結をEUが決定

遺伝子組み換え作物の承認凍結をEUが決定

EU(欧州連合)の政策執行機関、欧州委員会は遺伝子組み換え作物の承認手続きを2014年末まで凍結することを決定した。

昨年、新しく保健・消費者政策担当委員に任命されたトニオ・ボルジ氏の報道官は「GM大豆1種、GMトウモロコシ6種の栽培に関する承認手続きを望むのであれば開始することはできるが、そうしない。栽培に関する承認は凍結された」と述べた。

欧州委員会は、2010年7月、遺伝子組換え作物の商業栽培に関して、各国独自の決定権を認める法律(指令)の改正案を提案。その後、2011年7月、可決された。

現在、EU加盟国のうちオーストリア、ブルガリア、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、ルクセンブルク、ポーランドの8か国は、自国領内でのGM作物の栽培を制限あるいは禁止できる条項をすでに採択している。

この14年間でEUが栽培を承認した食品向けGM作物は、BASFが開発したGMジャガイモ「アムフローラ」と、モンサントが開発したGMトウモロコシ「MON810」の2種類のみ。MON810の承認更新は2007年以来、停滞している。報道官によれば、このMON810の承認更新も今回の凍結によって保留される。一方、MON810の栽培を許可している国では、委員会が次の決定を下すまで栽培を続けることができる。

[写真:映画『モンサントの不自然な食べもの』より]

──────────────────────────────────

【AFP BB News】EUがGM作物の承認を凍結、2014年末まで(2013.1.23)
http://www.afpbb.com/article/politics/2922990/10156602

──────────────────────────────────

映画『モンサントの不自然な食べもの』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/monsanto/

▼映画『モンサントの不自然な食べもの』予告編


キーワード:

モンサント / 欧州委員


レビュー(0)


コメント(0)