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cinema

2011-02-20 17:37


ベルリン映画祭イランのファルハディ監督作3冠

第61回ベルリン国際映画祭で主要部門の結果が発表、『彼女が消えた浜辺』で知られるイランのアスガー・ファルハディ監督による『Jodaeiye Nader az Simin (Nader And Simin, A Separation)』が金熊賞、銀熊男優賞、銀熊女優賞の3冠に輝いた。

その他の銀熊賞には、審査員グランプリでタル・ベーラ監督の『A Torinoi Lo (The Turin Horse)』、監督賞にはUlrich Koehler監督が『Schlafkrankheit (Sleeping Sickness)』で、脚本賞にはジョシュア・マーストン監督作『The Forgiveness of Blood』、芸術貢献賞(撮影・美術)にポーラ・マルコヴィッチ監督の『El premio (The Prize)』が選ばれた。

http://www.berlinale.de/en/das_festival/preise_und_juries/preise_internationale_jury/index.html

▼審査員グランプリのタル・ベーラ監督『A Torinoi Lo (The Turin Horse)』予告編


また瀬々敬久監督作『ヘヴンズ ストーリー』がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を獲得。先日発表された国際批評家連盟賞(FIPRESCI prize)に続き、2冠を達成した。

NETPAC とはアジア映画の世界普及、アジアの映画人のネットワーク作りを目的として設立された団体で、さまざまな映画祭に参加するNETPACの会員が選出する賞。ベルリン国際映画祭ではフォーラム部門で上映された全アジア映画の中から選ばれる。日本映画では、2008年に若松孝二監督の『実録・連合赤軍~あさま山荘への道程~』が受賞している。

東京では3月5日(土)より渋谷アップリンク・ファクトリーでアンコール上映が決定。
連日11:30から上映、料金は当日一般2,300円、3月からスタートするアップリンクの新会員制度を利用すると1,800円で鑑賞できる。

■アップリンク・ファクトリー『ヘヴンズ ストーリー』上映情報
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003878.php

■『ヘヴンズ ストーリー』公式サイト
http://heavens-story.com/

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